マイホームの購入を考えている方の多くは、安心して長く住み続けられる住宅を理想としているでしょう。
そこでおすすめなのが、一定の基準を満たした「長期優良住宅」です。
今回は、長期優良住宅の概要から購入するメリット・デメリットまで、くわしく解説します。
マイホームの購入前に知りたい長期優良住宅とは
長期優良住宅とは、長く良い状態で使用するための工夫や設備が整っている住宅のことです。
定められている一定の条件をクリアすると、長期優良住宅として認定が受けられます。
長期優良住宅となるための条件をわかりやすく整理すると、以下の5点に集約されます。
●長期使用に耐える構造や設備がある
●周辺環境へ配慮されている
●住みやすい広さが確保されている
●劣化しやすい部分の維持管理や更新が簡単にできる
●耐震性などの自然災害対策がとられている
認定は新築の戸建て住宅だけでなく、マンションなどの共同住宅や中古住宅の増改築でも取得可能です。
長期優良住宅を購入するメリットとは
長期優良住宅を購入する場合、組む住宅ローンが金利引き下げの対象となるのがメリットです。
フラット35の場合では、当初5年間は年0.5%の引き下げで、6年目~10年目は年0.25%の引き下げとなります。
また、新築物件の場合、固定資産税の1/2減額適用期間が延長となるのもメリットです。
戸建て住宅の場合は、通常3年のところ5年、マンションの場合は通常5年のところ7年の間、1/2の減額が適用されます。
さらに、不動産取得税の控除額が1,200万円から1,300万円まで増えるのもメリットです。
実際の税額は、固定資産税評価額-1,300万円に税率3%をかけることで算出できます。
そのほかにも、地震保険料の引き下げ、登録免許税率の引き下げなどでもメリットがあります。
長期優良住宅を購入するデメリットとは
新築で長期優良住宅を建てる場合、着工までに時間がかかるのがデメリットです。
工事開始前に、設計内容などを添えて申請したうえで自治体による認定を受けなければならないため、早くても1週間、長い場合だと1か月以上は工事に取りかかれません。
また、工事の費用が上がるケースが多いのもデメリットと言えるでしょう。
耐震基準や断熱性などが認定基準となるため、建築資材もそれに見合ったものを使う必要があるため、コストがかかるのです。
長く住み続けるための必要な投資ではありますが、初期費用の高さはデメリットとなります。
さらに、住み始めた後も定期的なメンテナンスが必要な点もデメリットです。
長期優良住宅として認定されるには、維持保全計画に基づいた点検や修繕が必要ですが、その記録の保存も必要になります。
まとめ
マイホームの購入を考えているなら、長く安心して住める長期優良住宅がおすすめです。
長期優良住宅とは、一定の条件を満たした優良住宅のことで、住宅ローンや税金面でもメリットがあります。
ただし、建築やメンテナンスのコストが大きくなる点は考慮が必要です。
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