家を売却する際には「できるだけ高く売りたい、早く売りたい」と思うものです。
五感の中で、視覚による情報量は8割以上とも言われており、家の売却を成功させるためには、家の見た目や印象がとても重要です。
ここでは、家の視覚的な魅力をアップさせるための「ホームステージング」についてご紹介します。
家を魅力的にして売却する「ホームステージング」とは
ホームステージングとは家の内装を家具、照明、インテリアなどでコーディネートして、魅力的に演出することです。
家をモデルルームのように見せることができるといった効果が期待できます。
ホームステージングは、中古物件が大半であるアメリカにおいて確立され、世界に広まりました。
最近では、日本でも、中古物件の売却の活性化に伴い、注目され、利用する方が増えています。
家を魅力的にして売却する「ホームステージング」のメリットとは
ホームステージングにより以下のメリットが期待できます。
●インターネットに掲載する写真の魅力が上がり、集客が増える
●実際に家に住むイメージや、好印象を持たせられる
●家を高く売れる
●販売期間の短縮につながる
ホームステージングをおこなうことで、家が数%高く売れた、販売期間が3倍短縮されたといったデータもあります。
なかなか売却できない場合、家の価格が下がる前にぜひ検討したい手法です。
ホームステージングの方法には、DIY、専門業者に依頼、バーチャルステージング(CG技術でコーディネートする手法)などがあります。
DIYは、費用を抑えることができることがメリットですが、手間がかかる、初心者には難しいといったデメリットがあります。
専門業者に依頼した場合は、プロにお任せするため効果も大きいですが、その分費用がかかります。
バーチャルステージングは、CGによる合成のため、費用を安価に押さえ、コーディネートの変更も簡単であることがメリットです。
一方で、内観時に体験することができず、リアルと比べてインパクトに欠けるといったことがデメリットです。
家を魅力的にして売却する「ホームステージング」にかかる費用
ホームステージングにかかる費用は、方法やどこまでやるのかによって異なります。
ここでは、一般的な相場についてご紹介します。
居住しながらホームステージングをする場合
現状の家具をそのまま利用して、自分でコーディネートを行えば、5万円程度~と費用を抑えることができます。
家具をレンタルしたり、専門業者に依頼する場合は、10万円~と費用は上がります。
空き家にホームステージングをする場合
家具などを一式、レンタルする必要がありますので、費用は3か月のレンタルで15万円~数十万円と高額になります。
また、レンタル期間や、家具のグレードによっては、さらに費用は上がることになります。
バーチャルステージングを利用した場合
CG加工の手間や技術によって異なりますが、1万円~と費用を抑えることができます。
まとめ
ホームステージングとは、家の内装を家具やインテリアなどでコーディネートする演出のことです。
ホームステージングの手法や費用はさまざまですので、費用対効果を検討しましょう。
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