不動産売却といえば「家具などの荷物もスッキリ片付けて空き家状態で売る」というのが一般的ですが、「できれば住みながら売りたい」と考える方も多いでしょう。
今回は、家に住みながら不動産売却をする方法やそのメリット・デメリット、注意点などを解説していきます。
家に住みながら不動産売却をする方法は主に2つある！
家に住みながら不動産売却をする方法は主に2つあります。
ひとつは、近年話題になってきている「リースバック」です。
リースバック業者に不動産売却をして、その不動産を賃貸物件として借り、家賃を支払いながら住み続けるというものですね。
そしてもうひとつは「家に住んでいる状態のままで内覧などもしてもらい、売却できたら新しい家を探すという、一般的な売り先行の不動産売却」です。
今回は後者の「一般的な売り先行の不動産売却」を前提としたメリットとデメリット、注意点などを解説していきます。
「家に住みながらの不動産売却」におけるメリットとデメリット
「家に住みながらの不動産売却」におけるメリットは、資金繰りが楽なことです。
売却代金を住み替え費用に充てられるため「不動産売却前に住み替え先の不動産を購入しておく」という買い先行よりも資金繰りがぐっと楽になります。
あと「内覧に来た人に直接物件の魅力やメリットなどを伝えられる、質問にも答えられる」という点は、内覧者に好印象を与えるチャンスが得られるメリットがあります。
ただし、住みながらの不動産売却は「内覧者にとって、どうしても見た目に生活感を感じてしまいやすい点は売却の不利になりやすい」「急な内覧予定が入って対応が大変になるときがある」といったデメリットもあります。
住みながらの不動産売却をしたい方が心がけておくべき注意点
住みながらの不動産売却をしたい方が心がけておくべき注意点として、まず「内覧者のことを考えておく」というのが挙げられます。
いつ内覧があっても良いように日ごろからこまめな掃除や整理整頓をし、内覧用スリッパの準備や、きちんとしたあいさつを考えておくなどの配慮が必要です。
あと、内覧前は「物件内にこもるにおい」をできるだけなくすために、換気を徹底して、必要なら消臭剤や芳香剤も使いましょう。
あともうひとつの注意点として「住み替え先探しと事前調査は早いうちにやっておく」というのが挙げられます。
不動産売却が決定してからは速やかに住み替え先に移ることが求められるため、あわてないように住み替え先探しと事前調査をしておきましょう。
まとめ
今回は家に住みながら不動産売却をする方法やそのメリットとデメリット、注意点などを解説しました。
住みながらの不動産売却は資金繰りの面では楽ですが、内覧者のために手間や気を使うことも多いということは理解しておきましょう。
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