今回は空き家を所有している方が知っておきたい、空き家問題を取り上げます。
空き家といっても、実はいろいろな種類があります。
今回はまず空き家にはどんな種類があるのかを、さらにどの種類の空き家が増加していて問題になっているのか、放置するとどうなるのかを解説していきます。
実は空き家にはいろいろな種類がある!その種類とは?
空き家、とひと言でいっても、実は空き家の種類は4種類もあります。
その4種類とは、賃貸用の住宅、売却用の住宅、二次的住宅、その他の住宅です。
賃貸用の住宅の空き家とは、空室になっている賃貸物件のことを指します。
売却用の住宅の空き家とは、売却のために空き家状態にしている物件のことです。
二次的住宅の空き家とは、セカンドハウス・別荘などを指します。
ここまでの話を聞くと「あれ、自分が思っている空き家とはちょっとイメージが違う」と思われるでしょう。
そう、多くの方がイメージする空き家とは、所有者が亡くなるなどして誰も住まなくなった物件など「その他の住宅」に分類される空き家のことなのです。
空き家増加の問題の最大原因となっている空き家はその他の住宅
空き家の種類は前述のとおり4種類ありますが、近年の空き家増加問題の最大原因となっているのは、その他の住宅に分類される空き家です。
実際、総務省統計局が5年ごとに発表している「住宅・土地統計調査」の調査結果では、その傾向が明確に出ています。
平成30年の調査結果を見ると、その前の平成25年調査結果に比べてその他の住宅は9.5%も増加しているのです。
ちなみに賃貸用の住宅は0.8%増、売却用の住宅は4.9%減、二次的住宅は7.5%減です。
他の種類と比べて、その他の住宅に分類されている空き家の増加率が突出して高いことがよくわかりますね。
空き家でも大きな問題となっているその他の住宅の放置は厳禁
空き家の種類のなかでも、入居者が決まれば問題解決する賃貸用の住宅、売れれば問題解決する売却用の住宅、シーズンになれば使用する二次的住宅についてはそれほど問題はありません。
やっかいなのは、近年増加率が高く大きな問題となっている、その他の住宅です。
その他の住宅に含まれる空き家を放置すると建物の劣化が進むだけでなく、特定空家に認定されてしまう可能性が高くなります。
特定空家とは建物が自然倒壊寸前、著しく不衛生など、大きな問題を抱えている空き家のことで、これに認定されると固定資産税などの軽減措置が無くなるだけでなく、行政から適切な管理を命じられます。
それも無視していると、最終的には行政代執行で強制的に解体されてしまい、なおかつその費用は所有者負担となってしまいます。
そんな事態にならないためにも、その他の住宅に該当する空き家は適切な管理をしつつ、できるだけ早めの売却を検討することを強くおすすめします。
まとめ
空き家にもさまざまな種類があること、そして空き家を放置する危険性をご紹介しました。
空き家の種類のなかでも、その他の住宅に分類される空き家は大きな問題となっています。
放置すればするほどリスクも増えますので、現在空き家を所有されている方は早急な売却を検討しましょう!
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