2025年 公示地価の動向|全国・神奈川・横浜市都筑区
2025年(令和7年)1月1日時点での公示地価が発表され、全国的に注目を集めています。今回は、全国・神奈川県・横浜市都筑区の動向を中心に、住宅地・商業地・工業地の最新トレンドをわかりやすくご紹介します。不動産投資、住宅購入、土地活用をご検討中の方は、ぜひご一読ください。
■ 全国的な地価の動き
令和7年の全国平均では、
- 住宅地:前年比+2.1%
- 商業地:+3.9%
- 工業地:+4.8%
と、すべての用途で4年連続の上昇となりました。インバウンドの回復や再開発需要、低金利による住宅購入の後押しが、全国的な地価の押し上げ要因となっています。
特に東京圏や関西圏、名古屋圏などの大都市圏での上昇幅が大きく、地方との地価格差も拡大傾向にあります。
※下記図 国交省サイトより
■ 神奈川県の地価上昇とその背景
神奈川県全体では、
- 住宅地:+3.4%
- 商業地:+6.6%
- 工業地:+6.2%
と、全国平均を上回る伸びを記録しました。
特に横浜市や川崎市などの都市部で上昇が目立っており、相鉄・東急直通線の開業による交通利便性の向上や、区画整理事業の進展が地価を後押ししています。
■ 横浜市都筑区の特徴的な動き
都筑区は、計画的に整備された港北ニュータウンを中心に、住宅地としての評価が高いエリアです。
- 住宅地:平均30万5400円/㎡(前年比+3.7%)
- 商業地:平均54万6200円/㎡(前年比+3.7%)
- 工業地:平均22万6000円/㎡(前年比+4.2%)
住宅地は横浜市全体の平均を上回る水準を維持。商業地では、センター北・センター南周辺の大型商業施設や駅前再開発による需要の高まりが地価を押し上げています。
工業地も、第三京浜や東名高速道路へのアクセスの良さから、物流施設や倉庫需要が堅調に推移しています。
■ 専門家からのコメント
都筑区は住宅・商業・工業のバランスが良く、地価形成にも安定感があります。インフラ整備による時間的距離の短縮により、首都圏全体の需要をうまく取り込んでいます。
また、子育て環境・治安・都市景観といった「住み心地」の観点でも高評価を受けており、これは地価にも顕著に反映されています。
不動産購入・投資の観点では、地価上昇エリアの動向把握と資産価値の見極めが今後ますます重要となるでしょう。
■ 今後の展望とポイント
都筑区は、良好な住環境・充実した商業施設・優れた交通アクセスという三拍子がそろったエリアであり、今後も安定的な需要が見込まれます。
市営地下鉄グリーンラインの延伸など、インフラ整備の計画も今後の地価推移にプラスの影響を与える可能性があります。
ただし、金利動向や世界経済の影響も地価には反映されやすいため、不動産の購入や売却を検討する際は、最新の動向をしっかりと把握することが重要です。
NEXT ONE株式会社では、地域に根ざした視点で最新の市場動向をわかりやすくお伝えするとともに、みなさまの大切な資産を守るお手伝いをさせていただきます。不動産のご相談はどうぞお気軽にお問い合わせください。